堂々の374点 那覇市障がい者美術展開幕 県立博物館


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那覇市障がい者美術展の作品に見入る来場者=27日、那覇市の県立博物館・美術館県民ギャラリー

 第13回那覇市障がい者美術展(主催・市社会福祉協議会、市手をつなぐ育成会、市精神障害者家族会、市障がい者地域活動協議会、市身体障害者福祉協会)が27日午前、那覇市の県立博物館・美術館1階にある県民ギャラリーで開幕した。4歳から97歳まで、市内41の団体や病院、作業所などから374点が出展されている。入場無料、29日まで。
 会場内は、身体、知的、精神障がいの人々が描いた絵画や書道などが所狭しと並び、多くの観覧者が作品の持つ力に見入っていた。美術展を運営する同市身障者協会の宮城愛子事務局長は「創作作業をすることでふさぎがちな気持ちを前向きにする人も多く、障がい者の社会参加や自立につながる。多くの市民、県民に見に来てほしい」と語った。
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