幕末展にぎわう 3修好条約原本に関心 浦添市美術館


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幕末展で興味深そうに展示を見る来場者=27日、浦添市美術館

 浦添市美術館で開かれている「琉球・幕末・明治維新 沖縄特別展」(主催・沖縄産業計画、琉球新報社、共催・浦添市教育委員会)は、27日も午前中から多くの家族連れや友人同士が詰め掛けた。琉米、琉仏、琉蘭の3修好条約の原本展示には人だかりができ、来場者の関心を集めていた。

 3条約原本の展示を目当てに訪れた松原章子さん(34)=那覇市=は「条約締結の際には複雑な思いがあったんだろうな、と想像がかき立てられた。さらに歴史を学びたいと思った」と語った。
 おいの多和田夏向君(7)=浦城小2年=と訪れた大屋清香さん(37)は「ペリーが沖縄に来たことを初めて知って驚いた。さまざまな人たちの活動で今の時代があるんだなと再確認できた」と語った。多和田君は「初めて本物の刀を見てびっくりした」と目を輝かせた。
 同展は29日まで。28日には午後1時半と3時からの2回、「ペリー来航の意義」「3条約締結がもたらしたもの」と題しギャラリートークが行われる。入場料は大人千円、高校・大学生700円、小中学生500円。問い合わせは琉球新報社事業局、電話098(865)5200。