70メートルの前方後円墳か 條ウル神、畿内で最後


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條ウル神古墳の石室と石棺(中央)=2002年3月撮影(御所市教育委員会提供)

 巨大な横穴式石室と石棺が見つかった奈良県御所市の條ウル神古墳(6世紀後半)が、墳長約70メートルの前方後円墳とみられることが分かり、市教育委員会が27日、発表した。畿内で造られた前方後円墳の中では、最後のグループの一つとして注目されるという。

 同古墳は2001年に発掘され、大豪族蘇我馬子の墓説がある同県明日香村の石舞台古墳(方墳、7世紀前半)に匹敵する規模の石室(長さ約7・1メートル)があることが判明。家形石棺(長さ約2・7メートル)も最大級で、大和政権を支えた巨勢氏の墓と考えられている。
(共同通信)