春日大社で神様のお引っ越し 20年ぶり「仮殿遷座祭」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「仮殿遷座祭」でご神体を仮殿に移すため、本殿に向かう神職ら=27日夜、奈良市の春日大社

 20年に1度の本殿などの修理「式年造替」が進む奈良市の春日大社で27日、修理前にご神体をいったん仮殿に移す「仮殿遷座祭」が行われた。

 伊勢神宮や出雲大社の場合、神様の引っ越しは遷宮と呼ばれるが、春日大社は本殿の位置を変えずに建て替えや修繕をするため「造替」という。国宝の本殿をはじめ、多くの社殿などは重要文化財に指定されており、現在は新築していない。
 本殿の修理は屋根のふき替えや壁などの塗り替えが中心。修理を終えた後、ご神体は2016年11月に再び本殿に戻される。
(共同通信)