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カヌー・當山C1少年200メートル7位 成年C1で當銘7位、宮国9位<SAGA2024国スポ>第10日


カヌー・當山C1少年200メートル7位 成年C1で當銘7位、宮国9位<SAGA2024国スポ>第10日 少年男子カヌースプリント・カナディアンシングル200メートル決勝 懸命にこぎ続け、7位入賞を果たした當山魁来=14日、佐賀市富士しゃくなげ湖水上競技場(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 稲福 政俊

 国民スポーツ大会「SAGA2024」第10日は14日、佐賀県各地で行われた。カヌー成年男子スプリントカナディアンシングル200メートル決勝は當銘孝仁(新潟・アーネスト)が7位、宮国志匠(なるゆき)(沖縄県協会)が9位。同種目少年男子決勝の當山魁来(かいら)(沖縄水産高3年)は7位だった。


自己記録更新 有終の美飾る 當山、表情晴れやか

成年男子カヌースプリント・カナディアンシングル200メートル決勝 懸命にこぎ、7位に入った新潟代表で出場した當銘孝仁(小川昌宏撮影)

 カヌースプリント・カナディアンシングル200メートル決勝で當山魁来(沖縄水産高3年)が自己ベストの45秒798を出し、7位に入った。得意の500メートルに続き、苦手意識を持っていた200メートルでも初の全国入賞を果たした。

 消防士を目指すため、来年度から専門学校に入学することを決めていて、今大会が引退試合だった。高校1年から競技を始め、濃密な3年間を過ごし、有終の美を飾った。

 レース後は「きつかったけれど、仲間や先生方のサポートがあった。みんな仲良く励まし合い、楽しかった」と競技生活を振り返り、晴れやかな表情を見せた。

 (稲福政俊)


「全力尽くせた」現役続行前向き 當銘、半年ぶり競技復帰

 4月のパリ五輪予選で敗れ、失意のどん底にいた當銘孝仁(新潟・アーネスト)が約半年ぶりに本格的な大会に復帰した。カナディアンシングル500メートルは準決勝で敗退したが、同200メートルは7位入賞。うまく水をつかめず、本来の力には遠いが「ベストは尽くせた」と振り返った。

 五輪の出場権を逃し、一時は引退を考えた。「考えただけで頭が痛くなってめまいがした」と悩む中、所属企業から「ゆっくりしていい」と言われ、気持ちを整えた。来年3月までの契約期間中は「しっかり出るところには出る」と決め、国スポにエントリーした。

 現在は「(目標を)再構築したい。前向きに続けていければ」と、現役続行を見据える。

 (稲福政俊)


自分の成長感じた

 カナディアンシングル200メートル決勝9位の宮国志匠(沖縄県協会)の話 苦手の200メートルで決勝に残ることができ、自分の成長を感じることができた。この大会で引退するので、入賞できずに終わったのは悔しいが、持っている力は出し切れた。


<カヌー>

(佐賀市富士しゃくなげ湖水上競技場)

▽スプリント・カナディアンシングル(200メートル)決勝 (7)當銘孝仁(新潟・アーネスト)42秒458(9)宮国志匠(沖縄県協会) 42秒998

▽スプリント・カナディアンシングル(200メートル)決勝 (7)當山魁来(沖縄水産高) 45秒798