辺野古 シュワブ砂浜に鉄板搬入 男性が機動隊ともみ合いけが


この記事を書いた人 金城 美智子
「仮設道路付け替え」予定地周辺に鉄板を運ぶ重機=4日午前10時20分ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの海浜

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設をめぐり4日午前、米軍キャンプ・シュワブ内のビーチで、石詰めの袋が設置された「仮設道路付け替え」予定地周辺で、工事関係者が鉄板を運び入れる作業が確認された。

 砂浜は名護市教育委員会による文化財調査の対象範囲の可能性がある。市教委の問い合わせに対し沖縄防衛局は「車両を通すために砂利の上に鉄板を敷いている。文化財調査の際は取り外す」と回答した。
 一方、新基地建設に反対する市民ら約100人が、4日早朝からキャンプ・シュワブのゲート前に座り込んだ。県警や警視庁の機動隊が午前7時ごろ、座り込む市民らを一人ずつ抱えて排除し、ゲート両脇に設置した鉄柵の中へ囲い込み、一時拘束した。その間、工事関係車両二十数台が基地内に入った。機動隊とのもみ合いで、男性(61)=大宜味村=が手首や指から出血するけがをした。
【琉球新報電子版】