アミーチ、シニアコーラス全国一 平均74歳、初出場で快挙


この記事を書いた人 志良堂 仁
厚生労働大臣賞の受賞を報告した混声合唱団アミーチの幸地長興団長(前列中央)、翁長剛主宰(同右)、大原博副団長(同左)、知花阿佐子副団長(後列中央)、幸地昌子さん(同左)、翁長照子さん=7日、那覇市の琉球新報社

 混声合唱団アミーチ(幸地長興団長)が、2日に都内で開かれた「第20回 シニアコーラスTOKYOフェスティバル」(日本チャリティ協会、東京都老人クラブ連合会主催)で、最優秀賞に当たる厚生労働大臣賞を受賞した。初出場で、国内最高レベルのシニアコーラスで頂点に立つ快挙を成し遂げた。

 幸地団長と翁長剛主宰、大原博副団長、知花阿佐子副団長、幸地昌子さん、翁長照子さんが7日、那覇市天久の琉球新報社を訪れ受賞を報告した。
 幸地団長は「まさかグランプリを獲得できるとは思わなかった。平均年齢74歳だが、厳しい特訓に耐えて頑張った成果を発揮できた」と喜んだ。妻の照子さんと共に指導に当たった翁長主宰は「メンバー82人全員が自分の声を出せた。力強さが評価されたのだろう」と振り返った。
 表彰式では、特別審査員を務めた作曲家の千住明さんから「音楽の常識を破るコーラスで、感動と衝撃を受けた」と賛辞を送られたという。
 大会には、23団体が出場。アミーチはオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の「復活祭の合唱」を披露した。