ドラム缶さらに13本 沖縄市サッカー場、計47本


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 【沖縄】米軍基地返還跡地の沖縄市サッカー場からダイオキシン類を含むドラム缶が発見された問題で、発掘調査を進める沖縄防衛局(武田博史局長)は29日、サッカー場グラウンドから新たに13本を発見した。今回を含めて計47本が見つかっており、今後さらにドラム缶が見つかる可能性がある。

 新たな缶は昨年12月5日に発見されたドラム缶の下に埋まっていた。3~4メートル四方で深さ1・2~1・7メートルの地中から発見され、缶の周辺には大量の土色の水がたまっていた。
 防衛局は同日、過去に発見された缶を含めて30ガロン容量とみられる計14本のドラム缶を掘り出した。一部のドラム缶の表面には英字や数字が表記されていたが、缶が腐食して判読は難しい。ベトナム戦争時に枯れ葉剤を製造した「ダウ・ケミカル」の社印などは見当たらなかった。