水球の第46回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季大会九州地区予選会は7月31日~8月1日、大分県の大分商高で行われ、B区分(中学生以下男子)で沖縄フリッパーズが2連覇を成し遂げた。波之上スイミングスクールは3位。A区分(小学生以下男女)の波之上スイミングスクールは3位だった。3チームとも全国大会(8月22~26日、京都府)への出場権を獲得した。
全国JOC夏季大会九州予選で沖縄フリッパーズが崩れかけたチームワークを立て直し、大会2連覇を果たした。3年生としてけん引した比嘉柊舞と仲本福志丸が、両サイドから得点を奪っていった。
決勝の相手は長崎水球クラブ。フリッパーズは1年の永井誠大を中心にオールコートプレスで前線から圧をかけると、パスカットでボールを奪い、速攻につなげていった。比嘉と仲本の攻撃に対してはダブルチームで来られるが、2人は相手守備の間を割ってシュートを決めるなど高い得点力を発揮した。
大会直前まで選手間のモチベーションにばらつきがあった。だがいざ大会が近付くにつれ「優勝したい」との思いはだんだんと強まり、話し合いも重ねることで少しずつまとまりを取り戻してきた。
比嘉は「チーム一丸となって優勝できた。率直にうれしい」と喜ぶ。全国大会では「ベスト4を目指したい」と力を込めた。
(砂川博範)