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配慮の事例共有 サービス向上へ 沖縄市でセミナー


配慮の事例共有 サービス向上へ 沖縄市でセミナー 障がい者や高齢者の接遇や観光危機管理を学ぶセミナーを受講する参加者ら=2日、沖縄市のオキナワグランメールリゾート
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 【沖縄】沖縄市は2日、同市のオキナワグランメールリゾートで、市内の観光事業者を対象に高齢者や障がい者の観光危機管理などに関する知識などを習得するためのセミナーを開催した=写真。観光事業の従業員など約20人が参加し、福祉の現場で利用している機器などを学ぶことで、サービスの向上にもつながることを学んだ。
 講師のNPO法人バリアフリーネットワーク会議の親川修理事長は、小売り店や町中で実施されている合理的配慮の事例などを紹介。全盲の桐原好枝さんも登壇し、手助けのやり方や、困っているときにどんなサインを出しているかなどを説明した。
 親川さんは「小さな配慮でも、利用者は配慮してくれているということに喜びを感じ、満足度が上がることにつながる」と述べた。 (福田修平)