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トヨタ4工場 9日まで停止 豊田織機不正


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 トヨタ自動車は5日、豊田自動織機のエンジン不正を受けて生産を止めている東海地方の4工場6ラインについて、稼働停止を9日まで継続すると明らかにした。国土交通省が該当エンジンの出荷停止を指示しているためで、再開の見通しは立っていない。休日の非稼働日を挟んだ12日以降は8日をめどに判断する。
 対象は「ランドクルーザー」や「ハイエース」などを生産するトヨタ車体の富士松工場(愛知県刈谷市)と吉原工場(同豊田市)、いなべ工場(三重県いなべ市)、岐阜車体工業の本社工場(岐阜県各務原市)の計6ライン。自動車用ディーゼルエンジンの不正が明らかになった先月29日の午後に停止した。
 「アルファード」や「ヴェルファイア」など、不正があったエンジンを搭載していない車の生産にも影響が出ている。4工場では富士松の1ラインが稼働中で「ノア」「ヴォクシー」などミニバンの生産を続けている。