有料

最高水準の要求額決定 トヨタ、一時金は7.6カ月分


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 トヨタ自動車労働組合は9日、2024年春闘の要求を決定した。トヨタの好業績や物価高などを考慮し、1人当たりの平均賃上げ要求額は比較可能な1999年以降で最も高い水準だと説明している。14日に経営側に申し入れる。
 全体としての賃上げ要求額やベースアップ(ベア)相当分の具体的な水準は公表していない。正社員で職種や職位ごとの賃上げ額を示す方式を引き続き採用した。
 年間一時金(ボーナス)は過去最高だった07年の7・2カ月分を上回り、7・6カ月分を要求する。
 23年春闘では、初回の労使協議会で経営側が賃上げ、一時金ともに満額回答した。