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国際線受け入れ改善を 那覇空港連絡会 県議会に要請


国際線受け入れ改善を 那覇空港連絡会 県議会に要請 国際線の受け入れ体制の改善を赤嶺昇県議会議長(左から5人目)に要請した金田栄樹氏(同6人目)、山口泰弘氏(同4人目)ら=9日、県議会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 那覇空港国際線航空会社連絡会の金田栄樹委員長(アシアナ航空沖縄空港サービス支店長)、上江洌司沖縄綜合警備保障常務取締役、山口泰弘大韓航空沖縄支店長らは9日、県議会に赤嶺昇議長を訪ね、国際定期便運行支援事業の継続や国際線保安検査場の混雑緩和に向けた支援を要請した。
那覇空港国際線はコロナ禍で約2年半の運休を経て現在は韓国、台湾、香港、中国などを結ぶ便が再開しているが航空機の誘導や貨物コンテナの搭降載などの地上ハンドリング業務や保安業務の人手不足で受け入れ体制が整っておらず海外客は完全には回復していない。
 金田委員長は「那覇空港での国際線の運航は不安定な状態にある」と指摘した上で「国際線航空会社は県内のインバウンド収益に貢献し、観光業界復活の一翼を担う立場だ」と述べ、定期便運行安定化や出入国体制強化のための支援を訴えた。
 赤嶺議長は「那覇空港の混雑状況や遅延などの問題は把握している。海外から選ばれる沖縄になるための改革が必要だ」と述べた。要請には沖縄綜合警備保障の宮城久美子課長、上海吉祥航空沖縄支店の石澤亮介支店長補佐、アシアナ航空沖縄空港サービス支店の小山敦子さん、スターラックス航空那覇空港所の末広良所長が同席した。 (普天間伊織)