沖縄経済同友会は13日、那覇市のホテルダブルツリーbyヒルトン那覇首里城で2月例会を開いた。プロ野球の西武などで活躍した石毛宏典氏(67)が「私の挑戦」と題して自身の半生と、今後の夢について語った。独立リーグである四国アイランドリーグ(現在の四国アイランドリーグplus)の設立にも関わった石毛氏は、「沖縄でスポーツを起点とした街づくりをし、いずれは産業にできたら」と述べ、2025年に金武町で開校を目指すスポーツアカデミーについて意気込みを語った。
石毛氏は昨年、琉球リハビリテーション学院(金武町)と業務提携を締結。野球やテニス、ゴルフのプロの選手を目指す高校生を対象としたスポーツアカデミーの設立の準備を進めている。開校までにコーチ陣の選定、育成内容の構築など環境整備を進めるとしており、「私個人は有限だが、仲間をたくさん集めていけば、無限に可能性は広がる」と述べた。
また、プロ1年目で新人王を獲得した自身の野球人生を振り返りながら、「野球はそんなに好きではなかった。才能があったとも思わなかった」という。それでも、日本一を8回経験したことなどから、夢をつかむために必要なことについて「一つのことをやり遂げるには絶対に諦めないこと、飽きないこと、続けることだ」と強調した。 (屋嘉部長将)
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「スポーツで街づくり」 元プロ野球選手 石毛氏が講演
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琉球新報朝刊
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