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鳥インフルで 注意呼びかけ 県、鹿児島の発生受け


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 鹿児島県の養鶏場で高病原性の疑いがある鳥インフルエンザが確認された問題で、同県は防疫措置として12日までに約1万4千羽の殺処分を完了した。これを受け、沖縄県は「鳥インフルの危機は高まっている」とし、養鶏農家らに対して注意を呼びかけている。
 県は、県内の農家などに対し、家畜伝染病予防法に規定されている飼養衛生管理基準の順守や発生の予防のほか、早期発見、早期通報の徹底を呼びかけている。
 県内でも2022年12月、金武町の養鶏農場で感染が確認され、3万207羽を殺処分した。県畜産課の担当者は「(鹿児島県とは)距離的にも近く、鳥インフルのシーズンも真っただ中だ。衛生管理の徹底をお願いしたい」と訴えた。 (玉寄光太)