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東証3万8000円突破


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 15日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反発し、節目の3万8000円を突破した。終値は前日比454円62銭高の3万8157円94銭で、バブル経済期の1990年1月以来、34年ぶりに終値として3万8000円台に乗せた。取引時間中としても高値を更新した。平均株価への影響が大きい半導体関連株の値上がりがけん引した。
 東証株価指数(TOPIX)は7・26ポイント高の2591・85。出来高は約20億1千万株だった。
 前日の米国市場の上昇を受け、朝方から半導体関連株のほか、機械など輸出関連株が相場を押し上げた。一時、当面の利益を確定させる売り注文が出て上げ幅は縮小したが、企業の堅調な業績を背景とする日本株の先高観が強かった。
 取引開始後に内閣府が発表した2023年10~12月期の実質国内総生産(GDP)速報値はマイナス成長だったが「平均株価に与えた影響はかなり限定的だった」(大手証券関係者)との見方が多かった。