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食品値上げ728品目 3月


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 帝国データバンクは29日、3月の食品値上げ数は前年同月比で79・2%減の728品目になるとの調査結果を発表した。3カ月連続のマイナスで、値上げラッシュが続いた前年を下回るペースが続いている。原材料価格が比較的安定しているのが背景。
 分野別ではレトルト食品や冷凍食品などの「加工食品」が407品目と最多。チョコレートなどの「菓子」が147品目、「酒類」が73品目と続いた。
 6月までの予定を含めた今年の値上げ数は5911品目となった。
 先行きに関しては、最近の香辛料や大豆などの価格上昇傾向が注目される。担当者は「5月以降、調味料を中心に、まとまった値上げが発生する可能性がある」と予測した。2024年通しての値上げの見通しは、最大約1万5千品目と据え置いた。