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琉球・那覇バス 来月値上げ 市内20円、市外初乗り30円 通学定期運賃5割引き


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 沖縄本島内の乗合バスを運行する琉球バスと那覇バスは1日、4月1日から運賃を値上げすると発表した。沖縄総合事務局が申請を認可した。那覇市内線は現行の240円から20円増の260円、市外線は初乗り160円から30円増の190円となる。
 2社は昨年12月に運賃値上げを沖縄総合事務局に申請していた。子育て世代の家計費負担を考慮し、これまで琉球バスが4割1分、那覇バスが4割引きしていた通学定期運賃は、いずれも5割引きに引き下げる。通勤定期運賃の割引率は3割引きのまま。
 新型コロナなどの影響で輸送人員が減少し、収支状況が悪化したことなどが理由。燃料費や部品の価格の高騰など、今後も経費増加が見込まれることから運賃改定が必要と判断したとしている。
 平均改定率は13・5%。琉球バスの具志川線(23番)の場合、片道那覇バスターミナルから具志川ターミナルまでは現行1120円から1270円となる。那覇バスの那覇普天間線(25番)は普天間まで現行670円から760円となる。 (謝花史哲)