立憲民主党の山井和則国対筆頭副委員長=写真=は1日の衆院本会議で、小野寺五典衆院予算委員長に対する解任決議案の趣旨弁明演説を2時間54分行った。議事進行を遅らせる「フィリバスター」と呼ばれる戦術で、衆院では記録が残る1972年以降で最長となる。
原稿を読み上げるのではなく、与党議員のやじに応じるなどしながら話し続け、予算案の審議時間が不十分だと訴えた。
紙袋に入れた分厚いファイルを持って登壇。自民党派閥からの還流資金が政治資金収支報告書に不記載だった議員について五十音順に、自身の見解を交えつつ、これまでの弁明などを紹介した。
やじに反応する山井氏に、額賀福志郎議長が「やじに応じてはなりません。議場の皆さんは静粛に」と双方に注意する場面も。それでも時間の経過とともに「早く終われ」などとやじが激しさを増した。
山井氏は「国会はけんかするときはするが、仲良く円満に審議するという、めりはりの利いた姿を国民に見せねばと思う」と締めくくり、長時間の演説を終えた。
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山井氏、最長演説2時間54分 審議時間不十分と訴え
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琉球新報朝刊
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