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林業職員、能登被災地へ 県、崩壊場所調査など


林業職員、能登被災地へ 県、崩壊場所調査など 能登半島への派遣を照屋義実副知事(中央)に報告する、山城直也氏(右端)、佐野友紀氏(右から2人目)、仲里貴正氏(同右から4人目)、井口朝道氏=2月29日、県庁
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 県は1~31日、県林業技術職員を能登半島に派遣する。能登半島地震の被災地支援として、林道の崩壊範囲の調査などを実施する。派遣される職員4人が2月29日、県庁に照屋義実副知事を訪ね派遣を報告した。県が林業技術職員を被災地に派遣するのは初めて。
 全国知事会からの派遣要請に基づくもので、1週間ごとに1人の職員を交代し計4人を派遣する。奥能登農林総合事務所管内の林道の崩壊範囲の確認や簡易測量、崩壊場所の応急措置など現地踏査に従事する。
 派遣職員は派遣順に、山城直也主任(宮古農林水産振興センター)、佐野友紀主任(北部農林水産振興センター)、仲里貴正班長(北部農林水産振興センター)、井口朝道主任研究員(森林資源研究センター)。
 仲里班長は、東日本大震災の時に何も貢献できなかった後悔があるとし「大変な思いをしている能登半島の人たちが、一日でも早く安心して暮らせるよう尽力したい」と話した。 (玉寄光太)