児童生徒の協調性や課題解決力などを育むことを目的に学習指導要領で定められている特別活動(特活)の実践授業を報告する「第44回県小学校特別活動研究大会」が1月27日、浦添市立浦添小学校で開かれ、教諭14人が学級活動や児童会活動などの実践を発表した。大会には小学校教諭ら162人が参加した。
今年8月に沖縄県で8年ぶりに九州地区大会があることから、学級活動や児童会活動などの分科会の発表を同大会と同じ形式で実施した。7分科14実践の報告や、質疑応答、助言発表を行った。
学級活動(高学年)の分科会では、昨年度県研究実践校の浦添市立仲西小学校の根間成美教諭が報告した。生活改善にテーマを絞った取り組みの一つとして、6年生が主催した1年生との交流会を紹介。学校生活で大切だと感じたことをまとめた動画作りや当日の交流会で児童の自己有用感が高まったとし、「学級生活、学校生活の改善や向上に自主的・実践的に取り組む姿が見られた」などと話した。
八重瀬町立新城小学校の阿波根久美子教諭は、地域の著名人の動画メッセージを流し、小学校の勉強が将来どう役立つか児童に考えてもらった授業を紹介した。「なりたい自分に向かって学ぶ」と学習の動機付けになり、児童が自主学習に意欲的になったと報告した。 (高橋夏帆)
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学級活動の実践を報告/小学校研究大会/特活在り方学ぶ
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琉球新報朝刊
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