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小学教育功労に5人/新制度施行75年で贈呈


小学教育功労に5人/新制度施行75年で贈呈 文部科学大臣から感謝状を受けた宇江城詮さん(下段左端)、宮城末義さん(下段左から2人目)、比嘉豊樹さん(下段右から3人目)、浅井利眞さん(下段右から2人目)、吉濱剛さん(下段右端)ら=1日、県教育庁
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 新教育制度施行75周年を記念して、文部科学大臣が感謝状を贈る小学校教育功労者に県内から5人が選ばれた。選ばれたのは、久米島町教育委員会教育長の宇江城詮さん、元南風原町立北丘小学校長の宮城末義さん、元宮古島市立城東中学校長の比嘉豊樹さん、元うるま市立田場小学校長の浅井利眞さん、元石垣市立八島小学校長の吉濱剛さん。1日、県教育庁で報告会があり、5人は教職生活や受賞への喜びを語った=写真。
 感謝状は小学校教育に長年従事し、教育振興に功労があった教育者に、25年ごとに贈られる。昨年10月に東京都で贈呈式があった。
 報告会で宇江城さんは「いろいろな人に出会い、仲間に恵まれた。子どものために何ができるか考えた」と振り返った。宮城さんは「子どもたちと体験学習や調べ学習をしたことが思い出される」と目を細めた。
 贈呈を機に、教え子と再会した吉濱さんは「先生がいたから今の自分がいると言われ、教育の力を実感した」と述べた。比嘉さんは「子どもたちや同僚にお礼するチャンスになった」と喜んだ。
 現在も学校現場で算数教育に携わる浅井さんは「元気なうちは算数教育ができればと思う」と意気込んだ。 (高橋夏帆)