有料

大学生活を疑似体験 阪大、ボードゲーム開発


大学生活を疑似体験 阪大、ボードゲーム開発 大阪大が製品化を目指しているボードゲーム「DAIGAKU~いばら色のキャンパスライフ~」
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ばら色とは限らない、リアルな大学生活を体験してみませんか―。高校生や学部新入生らに大学でのより良い過ごし方を考えてもらおうと、大阪大の萩原広道助教(発達認知科学)らのチームが、ボードゲーム「DAIGAKU~いばら色のキャンパスライフ~」を開発。製品化を目指し、クラウドファンディング(CF)を始めた。
 プレーヤーは大学生となり、1年ごとに講義出席やアルバイトなどの行動を選択し、ポイントを集めていく。進級時に引くカードでは「感染症まん延」や「就職活動で心が折れる」といったトラブルも発生。ポイントを失うこともあるが就職や大学院進学を目指し、最終的にポイントが高い人が勝ちとなる。
 CFサイト「READYFOR」で3月29日まで募集。最終目標300万円でガイドブック制作やイベント出展などに使う。
 萩原助教は「現役学生の声も生かしている。将来をイメージする手助けにしてほしい」と話している。