有料

今春卒業大学生、昨年12月 就職内定率86%


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

今春卒業予定で就職を希望する大学生の就職内定率は、昨年12月1日時点で前年同期比1.6ポイント増の86.0%だったことがこのほど、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。1996年の調査開始以降3番目に高い。文科省担当者は「人手不足で求人が増えた。新型コロナウイルスの影響もほとんどなくなったのではないか」と説明した。
調査は国公私立大62校を抽出して実施した。男女別では男子85.0%、女子87.2%。文理別で見ると文系が2.3ポイント増の86.2%で、理系は1.3ポイント減の85.4%となった。地域別では関東の内定率が90.6%(0.7ポイント増)で最高となり、中部88.4%(7.5ポイント増)、近畿84.7%(4.3ポイント増)、中国・四国80.7%(1.4ポイント増)も上昇。北海道・東北77.4%(5.0ポイント減)と九州83.5%(2.9ポイント減)は落ち込んだ。