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OISTに23国・地域から51人 博士課程入学式 カチャーシーで締めくくる


OISTに23国・地域から51人 博士課程入学式 カチャーシーで締めくくる オキナワアメリカーナの演奏に合わせてカチャーシーを踊る新入生ら=2日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学
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 【恩納】恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)は2日、2024年度の博士課程入学式を同大で開いた。23の国と地域から51人が入学し、新生活への期待に胸を膨らませた。新入生は今後5年間、科学技術などを研究する。
 式典ではOISTのスタッフらが琉球舞踊を披露したほか、OISTの託児所に通う子どもたちがエイサーを舞い、参加者は温かい拍手を送った。音楽ユニット「OKINAWA AMERICANA(オキナワアメリカーナ)」の演奏もあり、新入生も混ざったカチャーシーで式典を締めくくった。
 カリン・マルキデス学長兼理事長はあいさつで「信頼や包摂、多様性に基づく共通ビジョンの下で探究的な研究を進める使命を、私たちと皆さんが一緒に果たしていくことを楽しみにしている」と歓迎した。
 新入生の那覇市生まれ、米国育ちの池田さらさんは「いろいろな国々の人が1カ所に集まって科学のために関わり、頑張っていけることにとても興奮している」と笑顔を見せた。 (武井悠)