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就業体験拡大求める 特支校生が事業所訪問


就業体験拡大求める 特支校生が事業所訪問 就業体験の受け入れの拡大を求めて日本郵便沖縄支社を訪ねた、陽明高等支援学校の安村海斗さん(右)=12日、那覇市の日本郵便沖縄支社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 高等支援学校と特別支援学校高等部に通う生徒らの雇用拡大と障がいの理解を目指し、県教育委員会は12日、特別支援学校就業支援キャンペーンを実施した。やえせ高等支援学校や陽明高等支援学校など6校の代表生徒らが、6事業所を訪問して就業体験の受け入れ拡大を求めた。
 9月の障がい者雇用支援月間に合わせて実施。琉球温泉瀬長島ホテル、日本郵便沖縄支社、ワールドスタッフィング、兼正青果、ヒルトン沖縄北谷リゾート、社会福祉法人沖縄にじの会の特別養護老人ホーム知花の里を訪問した。
 那覇市の日本郵便沖縄支社(金城努支社長)には、やえせ高支3年の山本光輝さんと陽明高支の相沢瑞穂さん、2年の安村海斗さんらが訪ねた。半嶺満県教育長は「引き続き就業体験の機会をいただきながら、雇用につなげていければと考えている」と話した。
 安村さんは、就業体験を通じて自分の得意なことや自分に合う仕事を勉強する必要があるとした上で、「私たちができることを企業の皆さまにも知ってもらい、私たちも仕事を見つけるため、今後も実習の受け入れや雇用の協力をいただきたい」と求めた。 (高橋夏帆)