外の世界から地元の魅力発見　村観光協会事務局長の横澤さん　今帰仁小でキャリア講話

　【今帰仁】今帰仁小学校（小波津京子校長）で3日、同校出身で今帰仁村観光協会事務局長の横澤一美さんを招いた6年生対象のキャリア教育講話「ようこそ！センパイ　～外の世界はどんな世界？～」が開かれた。IT関係の仕事に従事し、国内外で活動してきた横澤さんは「外の世界を知ることで、皆さんが住む地元の良さがさらに見えてくる」と語った。

　横澤さんは村観光協会が取り組む人材育成や沖縄観光などについて説明。また、同協会で勤務する以前は、東京都でIT関係の仕事に従事し、国外11カ国のほか、全国のほぼ全ての都道府県に転勤や長期出張で訪れた経験などを説明した。児童は真剣な表情で横澤さんの講話に耳を傾けていた。

　横澤さんの話に聴き入っていた島袋こはるさんは「国内外での活躍にすごく憧れた。本でも別の世界を味わえると聞いたので、本を読んでみたいと思った」と話した。

　日高孝太さんは「夏休みに東京に行って建物が多くとても都会だが、土地がないなと感じた。（今帰仁に）帰ってくると、緑がたくさんで落ち着いた。どれだけ自分の住む場所が良いか分かるので、外の世界を知ることはとても大事だと思った」と振り返った。

　（新城孝博通信員）