市中感染疑い、那覇と宜野湾で 新型コロナ 50代男性は集中治療中


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県によると、感染経路が分からず市中感染とみられる2人は、那覇市在住の営業職の50代男性と宜野湾市在住の小売業の40代女性。このうち、那覇市の50代男性は3月25日に胸の痛みを感じ、31日に病院を受診して心臓検査を受けたが異常はなかった。4月2日に肺炎になり、3日に検体を採取し、4日に陽性が確認された。現在、協力医療機関の集中治療室(ICU)に入院し、治療を受けている。

 40代女性は3月26日に発熱と筋肉痛があり、28日に病院を受診した。29日に下痢や発熱があり、30日に再度病院を受診。のどの痛みや発熱が続き、4月2日に3度目の病院受診で肺炎のため検体を採取し、4日に陽性が確認された。

 ほかの3人は移入例とみられる。那覇市在住の70代男性は1日、東京から戻った。3月29日に頭痛と発熱があり、4月2日に受診し、検体を採取した。4日に陽性が確認された。

 南部保健所管内在住の学生でアルバイトの20代女性は、3月24~25日に県外に滞在し、26日に戻った。30日に発熱し、4月2日に感染症指定医療機関を受診した。味覚や嗅覚に異常があり、検体を採取し、4日に陽性が確認された。

 中部保健所管内在住の30代女性は3月21~26日に県外に滞在した。1日に発熱、関節痛、倦怠(けんたい)感があり、2日に受診。発熱が続いて検体を採取し、4日に陽性が確認された。