沖縄県の感染57人に 新型コロナに新たに8人


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 沖縄県は11日、県内で新たに8人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。スペインからの帰国時に感染が判明した1人を含む県内の感染者数は57人となり、本島中南部では入院ベッドの確保が難しい状況が続いているという。玉城デニー知事は会見で「今後1、2週間が大変重要な時期。不要不急の外出、夜間の会食は厳に慎んでほしい」と強く訴えた。

 8人のうち4人は既に感染が判明している家族と濃厚接触しており、二次感染とみられる。経路が不明なのは50代女性(豊見城市)、60代無職男性(糸満市)、70代女性(那覇市)。20代無職男性(うるま市)は東京都での長期滞在から3日に帰省した移入例だった。

 家族から二次感染したとみられる70代の男性(沖縄市)は重症で、感染症指定医療機関の集中治療室(ICU)に入院している。重症者は昨日までの3人に加えて4人となった。入院勧告解除された人は10日に2人増え、計6人となった。

 8人のうち70代が4人、60代が1人と60代以上が過半数を占めた。