高校生「コロナの悩み共有しよう」 中高生向けアンケート 10日まで


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 新型コロナウイルスの影響で臨時休校が続く県立高校の生徒が、同世代の不安な気持ちや困りごとをすくい上げるため、中高生向けのアンケート「不安を無くそう! あなたの声を聞かせてください#沖縄県コロナ学生支援」を実施している。ツイッターやインスタグラムなどのSNSで拡散され、8日午前10時時点で836件の回答がある。アルバイト収入の減少や土曜授業への不安など切実な声が寄せられている。

 アンケートは中学1年から高校3年までが対象。不安なことや土曜授業を実施する場合の通学手段・通学費、国や県、学校への要望などを聞いている。8日までに寄せられた回答の中には「大学進学資金のためにバイトをしていたが、それがなくなり大学進学できるか不安」「土曜日通学が始まると、今までにかからなかったバス賃がかかるのでバス代の補償をしてほしい」といった声があった。

 アンケートを実施する県立球陽高校の生徒は「たくさんの学生が困っているのを目の当たりにし、友人などからもつらい思いを聞いた。より多くの方が学生の現状を自分の問題として捉えてくれるように、私たちにできることを精いっぱいやりたい」と説明した。

 同様のアンケートは「沖縄県内学生への緊急支援を求める学生有志の会」も15歳以上を対象に実施する。両アンケートの回答期限は10日午後11時59分。