沖縄県内のコロナ回復者は78% 感染70代が最多 3カ月まとめ


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 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で感染者が初めて確認されてから14日で3カ月となった。感染者数は初確認から2カ月後の4月14日時点で77人だったが、今月13日までに143人(米軍関係者を含めると146人)に達し、1カ月で1・85倍となった。累計の感染者に占める回復者の割合は県内が78・3%に達し、全国の56・7%と比べ21・6ポイント高くなっている。

 感染者の状況は、県内が13日現在で入院中が25人(17・5%)、回復者が112人(78・3%)、死亡が6人(4・2%)となっている。全国は12日現在、感染者数は1万5706人(空港検疫やチャーター便帰国者などを除く)で、入院中が5914人(37・7%)、回復者は8903人(56・7%)、死亡が643人(4・1%)、確認中が246人(1・6%)だった。

 県内の感染者数は県発表数と空港検疫で判明した1人を含む。全国の割合は厚生労働省がホームページで発表している「国内の発生状況」から算出した。県内の母数は少なく、単純に比較できないが、致死率は全国と同水準となっている。

 県内の感染者内訳は男女別では男性が86人(60・1%)、女性が57人(39・9%)で、男性の割合が6割と高くなっている。

 年齢別では70代が27人(18・9%)と最も多く、40代が26人(18・2%)、50代が25人(17・5%)、60代が22人(15・4%)と続いた。このほか10代は3人(2・1%)、20代は20人(14・0%)、30代は14人(9・8%)、80代は6人(4・2%)となった。

 感染経路の内訳は、調査中も含めた「不明」が68人(47・6%)、感染者との「接触」は59人(41・3%)、県外・国外から持ち込まれた「移入」が16人(11・2%)となっており、接触の割合が増えている。

 地域別で感染者が10人以上確認されているのは、那覇市61人、中部保健所管内18人、沖縄市16人、南部保健所管内13人となっている。

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