再開パチンコ店に客続々「ストレスたまると体壊す」 店は厳戒


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
入場時に検温を実施する従業員=14日午前9時10分、那覇市のサンシャインネクスト開南店

 沖縄県内で、休業要請解除の対象になったパチンコ店も多くが14日に営業を再開した。那覇市の「サンシャインネクスト開南店」は同日、約1カ月ぶりに営業を再開。午前9時の開店前からマスクを着用した20人ほどの客が集まっていた。従業員は2メートルほどの間隔を空けて並ぶよう促し、検温やアルコール消毒を実施した。店側は感染防止対策に気が抜けない様子だったが、久しぶりに店舗を訪れた客からは再開を歓迎する声が聞かれた。

 店内では客の密接を防ぐため、利用できる遊戯台を1台置きにし、客の間隔を広げるなどの対策が取られている。従業員教育や独自のガイドラインの作成にも力を入れているという。林啓店長は「客の安全・安心が一番だ。予防を徹底していく」と気を引き締めた。客の多くは店の感染防止対策に協力的だという。

 30代の女性客は「感染の不安はあるが、家に引きこもってばかりでストレスがたまると余計に体を壊してしまう。解消できる場が必要だ」と営業再開を歓迎した。

 店の近くを通った40代女性は「不安の声もあるが、県内で新規感染者が出ていないので県外から人が来ない限り問題ないのではないか」と営業再開に理解を示した。