沖縄で米軍接触者初の感染か タクシー運転手 普天間でも新たに2人【7月16日】


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米軍関係者と接触した県民が感染したことを発表する沖縄県の玉城デニー知事

 沖縄県の玉城デニー知事は16日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した米軍キャンプ・ハンセン関係者の乗客を乗せたタクシー運転手の80代男性=沖縄市=の感染が確認されたと発表した。14日に症状が出て、15日に感染症指定医療機関を受診し、抗原検査で陽性を確認した。米軍と接触した県民で、感染が確認されるのは初めて。

 また、米軍普天間飛行場で新たに2人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。玉城デニー知事は16日、記者会見で「米軍と今後の感染拡大防止に向け緊密に連携していく。国においてもしっかりと対応してもらいたい」と改めて強調した。

 在沖米軍では普天間飛行場(宜野湾市)とキャンプ・ハンセン(金武町、宜野座村など)でクラスタ-が発生。これで計138人の感染が確認された。県内の累計感染者数149人となった。【琉球新報電子版】