沖縄市、図書館とあしびなーを臨時休館 コールセンター5人感染


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入居施設に新型コロナウイルス感染者が相次いで確認された沖縄市雇用促進等施設(BCコザ)=28日、沖縄市中央

 【沖縄】沖縄市雇用促進等施設(BCコザ)内に入居するコールセンター「トランスコスモスマーケティングチェーンマネジメントセンター沖縄コザ」の従業員5人が新型コロナウイルスに感染したことが28日、分かった。運営するトランスコスモス(東京都)がホームページで発表した。同施設を管理する沖縄市は、施設内にある市立図書館と市民小劇場あしびなーを29~31日の間、臨時休館することを決めた。

 同社によると、5人は22~27日に感染が確認され、その都度、消毒を行ったという。濃厚接触者などに自宅待機を指示したほか、在宅勤務などで出勤人数を減らしている。

 沖縄市は1人目の感染が確認された翌日の23日、廊下や玄関、エスカレーターの手すりなど共有部分の消毒を実施した。図書館と小劇場は消毒作業の間、臨時休館する。一方、施設は閉館せず入居者に判断を委ねる。市の担当者は1人目の感染確認時に公表しなかった理由について「市民の不安をあおることを避けた」と説明。複数の感染が確認されたことから「市民が安心して利用できるよう一部施設を臨時休館し消毒を徹底する」とした。ハローワークプラザ沖縄は29日閉庁し、30日以降は状況をみて開庁する。