沖縄のコロナ感染者、累計1000人超え 新たに84人の陽性判明


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 沖縄県は8日、新型コロナウイルスに新たに84人が感染したと発表した。1日当たりの新規感染者数は、過去最多だった7日(100人)に次ぐ規模で、県内の累計感染者数は968人となった。県発表に、那覇市松山の飲食店従業員らを対象にしたPCR検査で陽性となった人の数を加えると、県全体での陽性者累計は千人を超える。人口10万人当たりの新規感染者数は33・56人で8日連続全国最多となっている。

 県は、那覇市安謝の特別養護老人ホームで7人の感染が確認されたとして、県内8カ所目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。

 県発表とは別に宜野座村も8日、村立保育所でクラスターが発生したと明らかにした。

 米軍関係では嘉手納基地で1人、キャンプ・コートニーで6人の計7人の新規感染があった。米軍基地内の感染者数は計310人となった。

 県内では7月以降、重症化リスクの高い高齢の感染者が増加傾向にある。県の糸数公保健衛生統括監は8日の記者会見で「(宿泊療養施設や自宅療養などの)選択肢を増やして、病院でしっかり重症者を見ていける体制を作っていく」と話した。