沖縄県内のコロナ感染新たに106人、計1510人に 高齢者1人死亡


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 県は14日、新型コロナウイルスに新たに106人が感染したと発表した。新型コロナ感染症で入院中だった那覇市の高齢者1人が13日に死亡した。2日に感染が判明し、入院中に重症化したという。県内の累計感染者数は1510人となり、県民の約千人に1人が感染したことになる。県の発表とは別に、浦添市は同市にある同じ保育園に勤める保育士を含む職員9人が、新型コロナに感染したことを明らかにした。

 人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は42・55人で14日連続全国最多。1日当たりの県の発表数としては、9日に那覇市松山地域の飲食店従業員らの検査結果も含んだ158人に次いで2番目。県は宜野座村のかんな病院でクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。クラスターは県内13例目。

 県の糸数公保健衛生統括監はクラスターが発生したかんな病院、那覇市の沖縄赤十字病院、糸満市のウェルネス西崎病院の3病院について、院内感染との認識を示した。玉城デニー知事は14日、病院や福祉施設などで対応に当たってもらうため、全国知事会に看護師の沖縄派遣を要請した。派遣人数や期間、場所などは県が調整を進めている。