沖縄、新たに71人感染で再び増加 入院中の70代男性死亡 計15人に


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 県は19日、新型コロナウイルスに71人が新たに感染したと発表した。県内累計感染者数は1759人となった。
 18日までは2日連続で30人台で推移していたが、再び増加に転じた。

 また県は新たに南城市の70代男性1人の死亡を確認したとし、新型コロナによる死亡者は計15人となった。県の糸数公保健衛生統括監は、県内の感染状況について「下火とは呼べない」との認識を示し、感染拡大に注視する状況が続いているとした。 

 県によると、死亡した男性は8月6日に保険診療によるPCR検査で陽性を確認。入院して治療を受けていたが、同18日に死亡が確認された。詳しい死因などは調査中としている。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は19日、県内の感染状況が「下火になっている」との認識を示した。この件について、糸数統括監は「認識が違う」「全国的にも高齢者の死亡率が高い」として感染拡大への警戒を崩さない姿勢を示した。

 人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は30・68人で、19日連続で全国最多となった。米軍関係の新規感染者はキャンプ・コートニーで5人、ハンセンで2人、フォスターで1人の計8人が確認され、累計351人となった。