県統計課が1日までにまとめた6月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり21万308円で、物価変動を除いた実質では前年同月比で6・5%減と8カ月連続で減少した。
項目別では新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて交通・通信が51・1%減、教養娯楽が26・7%減と減少が著しかった。
一方、エアコンなどの家具・家事用品は68・8%増加した。同課は、特別定額給付金の支給で、実収入が大きく増加したことによる影響とみている。その影響もあり、2人以上の世帯のうち、勤労者世帯では実収入が76万7118円と前年同月より73・5%増加した。