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クバの歴史的価値の伝承と有効活用を図る目的で発足したNPO法人「球葉の緑化推進協会」(西田健次郎理事長)は6日、9月8日を「クバの日」とする条例制定を求める陳情書を沖縄県と県議会に提出した。
陳情書で同協会は、県内でクバが衣食住のさまざまな面で活用されてきた歴史を強調。その上で「クバの有用性を伝承する人がほとんどいなくなっている」と懸念を示した。
1メートル以上の葉を持つため二酸化炭素も効率よく吸収できるとの認識を示し、SDGsの観点からも有用だとして、植林活動を県内全域で展開するとの目標を掲げた。新たな産業創出の可能性もあるとし、クバ活用の機運を高めるため、「クバの日」制定を求めた。
伊禮博副理事長は「クバには今までも恩恵を受けてきたが、これからも新たな観点から恩恵が受けられると考えている」と述べた。