無償PCR、宿泊療養3000床確保など沖縄県に要請 県議会「無所属の会」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
謝花喜一郎副知事(右から2人目)に要請書を手渡す「無所属の会」の當間盛夫氏(中央)と大城憲幸氏(右端)ら=27日、県庁

 沖縄県議会会派「無所属の会」の當間盛夫、大城憲幸両県議らは4月27日、県庁に謝花喜一郎副知事を訪ね、新型コロナウイルス感染症対策について要請した。全県民や全航空機搭乗者を対象にした無償のPCR検査の実施、ホテル借り上げによる宿泊療養施設の3千床確保などを求めた。

 保育料・給食費の3カ月無償化、ホテルや土産物品店、リゾートウエディング事業者などを対象にした支援なども求めた。

 要請内容にかかる予算約549億円の財源として、県有施設整備基金の取り崩しや県有資産売却、一括交付金活用などを提案した。

 當間氏は「島しょ県だからこそ検査・隔離と水際対策が重要だ」と強調した。

 謝花副知事はPCR検査の全県民実施については難色を示しながらも「目指すところは一緒だ。できる限り多くの県民が必要な時に受けられるようにしたい」と述べた。