沖縄戦当時の県庁職員 板良敷朝基さん死去 103歳 島田叡知事のもと働く


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 板良敷 朝基さん(いたらしき・ちょうき=沖縄戦当時の県庁職員)24日午前9時10分、老衰のため那覇市三原の自宅で死去、103歳。那覇市首里鳥堀町出身。告別式は28日午後1時から1時30分、豊見城市嘉数285、JA虹のホールで。喪主は長男忠(ただし)さん。

 16歳で県庁に入り、歴代4人の知事の秘書を務めた。沖縄戦当時は県庁知事官房に身を置き、島田叡県知事のもとで県民の疎開業務や食糧確保に携わった。戦後は沖縄戦で生き残った県職員や遺族らでつくる「島守の会」の顧問を長年務めた。