琉球新報社 
県は１日、１０歳未満から９０代の１１２５人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者数は３日連続で千人を超え、１日は前週の同じ曜日と比べて３００人増加している。県によると、高齢者の感染者数も徐々に増えており、感染症総務課の城間敦課長は「クラスター（感染者集団）ではないが、社会福祉施設でも感染が増えているので支援チームによる対策も続けていく」と話した。
年代別の感染者では２０代が最多の２２９人で続いて、１０代１８７人、４０代１８１人、３０代１５７人、１０歳未満１５５人となっており、幅広い年代で感染が拡大している。
推定感染経路が確定している５３９人のうち、家庭内が３２５人と最も多く、続いて友人・知人１０６人、職場５０人、施設内２９人、飲食２０人、その他９人だった。
直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者は４０９・２６人で全国１位が続いている。徐々に感染者数が積み上がっていく現状に、城間課長は「土曜日は感染者が増える傾向があるので、２日の数も注視したい」と警戒感を強めた。
米軍基地関係の感染は６３人で、内訳は嘉手納基地４０人、キャンプ・フォスター９人、ハンセン４人、キンザーとシュワブが各３人、トリイ通信施設と不明が各２人だった。
（嘉陽拓也）
