沖縄の国頭村長が新型コロナ感染 北部3首長と一緒に東京出張


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知花靖村長

 【国頭】沖縄県国頭村の知花靖村長が新型コロナウイルスに感染したことが27日、分かった。村によると24日に喉に違和感を覚え、25日のPCR検査で陽性が判明した。熱はなく症状は軽いという。

 村によると職員や村民に濃厚接触者はいない。感染経路は調査中。5月4日まで自宅療養し電話で公務の指示を行う。同6日に復帰予定。

 国頭村は28日に祖国復帰50周年記念事業として鹿児島県与論町と共に「沖縄返還要求運動海上集会」の再現や記念式典を開催予定だ。関連事業の知花村長の役目は宮城明正副村長が代行する。与論町との交流団の団長を務める予定だった宮城副村長に代わり宮城尚志教育長が与論入りする。

 知花村長は「関係者にご迷惑を掛けて大変申し訳ない。復帰事業を心から楽しみに準備してきた。残念でならない」と話した。知花村長は23日までに陽性が判明した名護、宜野座、金武の3市町村長と共に東京出張していた。
 (岩切美穂)