本部町長選に町議の真部氏が出馬へ


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真部 卓也氏

 【本部】9月11日投開票の本部町長選で、新人で町議の真部卓也氏(41)が16日、町内で会見し、出馬を正式に表明した。真部氏は「本部町の魅力を生かし、最先端の技術を導入した次世代のまちづくりを目指したい」と述べた。

 真部氏は行政と民間を含めたDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による新たな観光産業づくりなどを掲げる。人口減少を止めるため、住宅の整備なども進めるとした。「若さを力に、皆さんの期待に応える」と強調した。

 町長選には、現職の平良武康氏(72)も出馬を表明している。選挙戦となれば、2006年以来、16年ぶりとなる。

 保革の態度を明言しない平良氏を問題視する保守系町議らが真部氏の擁立に動いた。真部氏は平良氏を「外交的な働きが弱い」と指摘し、「保守として国と向き合い、しっかりと予算確保し、町の発展に努めていきたい」と述べた。

 真部氏は1981年2月生まれ。町渡久地出身。刈谷准看護高等専修学校卒。2004年から北山病院で勤務。17年の町議選で初当選し、現在2期目。渡久地地区消防団長なども務めている。
 (長嶺晃太朗)