福祉施設内で療養422人 新型コロナ 沖縄県、医師派遣の対応は今後厳しく


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 沖縄県は25日、新たに2081人が新型コロナに感染したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、県によると社会福祉施設の計123カ所で422人が施設内で療養していると発表した。内訳は高齢者施設102カ所で361人、障がい者施設は21カ所で61人となっている。

 県感染症医療確保課によると、現時点では感染者が発生した施設への医師や看護師の派遣を継続しているが、さらに増加した場合は対応が厳しくなることが予想されるという。

 新規感染者2081人のうち、年代別では10歳未満が418人と最多だった。入院患者は329人で、病床使用率は51・2%と増加した。圏域別では本島56・3%、宮古31・8%、八重山18・2%だった。

 重点医療機関で感染などによって欠勤している医療従事者は543人と高止まりが続いている。

 県病院事業局は同日、県立中部病院で起きたクラスター(感染者集団)2例の感染者が8人増え、計34人になったと発表した。また、受け入れを制限していた救急外来は24日午後から再開したという。米軍関係は78人だった。
 (嘉陽拓也)