ハンド 沖縄選抜男子が3位入賞 2人退場で流れ傾く JOCジュニアオリンピックカップ


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 ハンドボールの第31回JOCジュニアオリンピックカップ大会3日目は27日、徳島県鳴門市のアミノバリューホールで行われた。沖縄選抜男子は準々決勝を26―19で茨城に勝利した。準決勝は31―35で東京に敗れ、3位入賞だった。前半は16―13の3点差で折り返したが、後半は攻めの応酬が続き、主導権を握られて逆転された。

3位に輝くも悔しい表情の沖縄チーム(提供)

 男子は準決勝で東京に31―35で屈し、悔しい3位だった。春夏で全国を制した神森中の選手をチームの中心に据え、県勢として3冠を狙っていた。

 前半序盤から宮城政斗や岡田天雅らの3連続得点でスタートダッシュに成功した。GK前城有里の好セーブもあったが、15分過ぎには10―10と同点に追い付かれた。それでも、苦しい場面で右サイドの外間優志が複数得点し、3点差で前半を折り返した。

 後半も互いに点を取り合うせめぎ合いが続いたが、5分過ぎまでに反則で2分間の退場者2人を出してしまい、一時は4人で戦う不利な戦況となった。何とか我慢して失点を抑えたが、2人が戻った後に3連続得点を許すなど流れが一気に傾いた。

 主将の新垣瑛太郎がパスを供給し、赤嶺尚太朗が長身を生かした得点で食らいつき、最後までシーソーゲームを展開したが、最終盤で連続得点を許し最後は力尽きた。

 終了後、コートに崩れるように倒れ込み、うつむく選手たち。表彰式でも悔しさをかみしめたままだった。
 (大城三太)


▽男子準々決勝
沖縄
26―19(10―11,16―8)
茨城

▽同準決勝
東京
35―31 (13―16,22―15)
沖縄