ジャーナリストの矢崎泰久さんが死去 89歳 「話の特集」創刊、沖縄もテーマに


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 元「話の特集」編集長でジャーナリストの矢崎泰久(やざき・やすひさ)さんが12月30日午前11時56分、急性白血病のため東京都杉並区の自宅で死去した。89歳。東京都出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妻陽子(ようこ)さんと長男飛鳥(あすか)さん。

 ミニコミ・ブームの元祖といわれる月刊誌「話の特集」を1965年に創刊。95年の休刊まで編集長を務めた。同誌は「リベラル・反権威」を掲げ、永六輔さん、中山千夏さん、野坂昭如さんらが常連執筆者として誌面を飾った。

 また、2011年9月~18年3月、月に1度、本紙文化面に連載「いりにこち(西に東風)」を中山さんと交互に執筆した。沖縄にも関心を寄せ、憲法や基地問題、平和など多岐にわたるテーマを取り上げた。

 映画やテレビのプロデューサーもした他、著書に「人生は喜劇だ」など。
(共同通信)