4人制ビーチバレーの第14回湘南藤沢カップ全国中学生大会が17~18日、神奈川県の湘南・藤沢鵠沼海岸常設ビーチバレーコートで行われ、西原中が3位となった。
2人制のHEKINANマンモスカップ第3回全国中学生選手権大会は19~20日、愛知県の碧南緑地ビーチコートなどで行われ、県勢女子のブルードルフィンズ(石川響・金城志奈)が準優勝した。男子は西原中(池辺泰河・新垣柊弥)が2位トーナメントを制した。
体格上回る相手に健闘
ビーチバレーの全国中学生大会で、西原(城間千輝、松本颯太、前里葉月、池辺泰河)は惜しくも準決勝で敗れ目標の優勝は逃したが、練習で徹底したプレーを発揮し3位入賞の結果を残した。
今大会は39チームが出場し、予選リーグは3チームごとで争った。西原は2戦2勝でトップ通過し、1位グループ決勝トーナメントに進んだ。初戦を25―24の接戦で制し臨んだ準々決勝。体格の大きな相手選手に対し、練習で磨き上げたレシーブで挑んだ。確実にボールを拾うと、全員でスパイクを決め得点。サーブでは際どいところを狙い、サービスエースも獲得するなど相手を上回った。
準決勝は途中まで食らいついたが、ミスが少ない相手に対し焦りが生まれ、サーブミスや選手同士がボールを取るのを譲り合う「お見合い」で失点をして、勝利を逃した。
バレーボール部の部活後や休みの日を利用して練習を続けてきた。3年の城間と松本が来年度は高校生となるため、4人でのプレーはしばらくできない。城間は「1年生の2人には来年、優勝を目指してほしい」とエールを送る。自身は高校でもビーチバレーを続ける予定で「今回の成績を超えられるようまた頑張りたい」と意気込んだ。 (砂川博範)
ブルードルフィンズ 準V 結成2カ月半で快挙
ブルードルフィンズの石川響(与那原3年)と金城志奈(石田3年)がビーチバレーで全国準優勝を果たした。室内バレーのサークルで出会った2人。「全国優勝しよう」と6月にペアを組んだ。決勝は惜しくも12―21で敗れた。
室内と異なり、球は風にあおられ、砂に足を取られてうまく跳べない。慣れない状況下、予選リーグ、決勝トーナメントと勝ち進んだ。準々決勝は緊張や体力不足から苦戦しながらも勝利。「ミスをしても下を向くのはやめよう」と気持ちを入れ直した。準決勝は2人ともスパイクを決めるなど躍動し、21―15で勝利した。
勢いに乗って臨んだ決勝戦は、石川がサーブで相手守備を崩し、金城は得意のレシーブで健闘した。だが、ビーチ慣れした相手に徐々に点差をつけられる。終盤のラリー戦も粘ったが、最後には12―21で敗北を喫した。
結成2カ月半で準優勝と大奮闘したブルードルフィンズ。試合後には悔しさの涙とともに「誘ってくれてありがとう」「一緒にやってくれたからここまでこれた、ありがとう」と互いに声を掛け、抱き合った。
(名波一樹)