中農生、体操考案 沖縄市で自主イベント 高齢者の健康応援


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
健康体操を広めるイベントでオリジナル体操や手話ソングを披露する中部農林高校の生徒たち=9日午前、沖縄市のミュージックタウン音市場

 【沖縄】中部農林高校福祉科3年の生徒5人は9日、健康体操を広める自主企画イベント「体操でニコニコちゃーがんじゅー」を、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催した。生徒は自分たちで考案したオリジナル体操を披露し、集まったお年寄りらと一緒に汗を流した。

 イベントは宮里涼香さん、佐久川真生さん、上原阿子さん、比嘉杏佳さん、豊里春菜さんの5人が授業の一環で企画した。提案した宮里さんは「健康体操を知らない人が多く高齢者の情報は限られている。健康づくりを応援する体操を広めたい」と趣旨を説明する。
 イベントで生徒たちは、お茶やお菓子を提供するなど、お年寄りらが参加しやすい雰囲気づくりを心掛けた。
 ペットボトルを使った筋肉トレーニングや、フェースタオルを使った上半身のストレッチ運動など家にある小物で楽しめるオリジナル体操を披露した。沖縄民謡「遊び庭」に合わせた全身体操では、参加したお年寄りらが軽快なテンポに合わせて体を動かしていた。
 生徒たちは、うるま市出身のバンドHYの「帰る場所」の手話ソングも披露した。比嘉さんは「緊張したが参加したお年寄りが『良かった』と言ってくれてうれしかった」と笑顔で話した。