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【北部】名護市国際交流協会が主催する「第19回やんばる圏高校生英語スピーチコンテスト」が12日、名護市中央図書館AVホールで行われた。「食事について―食事への研究の夢」をテーマに話した比嘉黎さん(沖縄工業高等専門学校生物資源工学科2年)が金賞に輝いた。コンテストには10人の生徒が参加した。
比嘉さんは父親ががんの告知を受けたことをきっかけに、食の大切さやありがたさを再認識し、がん患者もおいしく食べることができる食の研究家への将来像について語った。「がん患者も健康な人と同じように食を享受してほしいと願うようになった」と述べた。
金賞受賞に「それまであまり気にしなかった食のありがたさを、父の病気を機会に強く感じた。父は昨年他界してしまったが、がん告知を受けた患者も健康な人と同じような食事をし、体調改善にもつながるような食の研究をしたいという夢に向けて頑張っていきたい」と、将来の夢を語った。
その他の受賞者は次の通り。
▽銀賞 桂遥菜(名護2年)
▽銅賞 島袋風子(北山2年)
▽名護市長賞 知念乃綾(本部2年)
▽名桜大学学長賞 嘉陽輝人(名護商工2年)